サイディングってどういう外壁材?メリット・デメリットは?鹿児島市・姶良市・日置市の外壁・雨漏り専門店

2021.10.30外壁・屋根材

こんにちは、鹿児島市の外壁塗装・屋根塗装専門店。外壁スタジオ滝の神です。

本記事を読まれている皆さんの中には、外壁の張り替えをお考えの方も多いのではないでしょうか。

 

外壁の張り替えとなると外壁材の選定は必須。

様々な種類の外壁材それぞれに得意・不得意があるため迷ってしまいますよね。

 

そんなお家の外壁材で、最もポピュラーなものがサイディングです。

今や新築住宅の80%に使用されているサイディング材、「そんなに使われているならいいものなんだろうけど…」「結局どのような外壁材なのか知らない…」と思われている方も多いのではないでしょうか。

 

本記事ではそのような方に向け、サイディング外壁材とは何かと、活用時のメリット・デメリットについて解説いたします。

是非最後までご覧ください。

 

 

 

サイディング外壁とは?

 

サイディングとは、外壁の仕上げに用いられる外壁材の一種です。

外壁材と言えば、パネルやタイル、漆喰などがありますが、サイディングとそれを活用した外壁の特異な点として、その施工方法があります。

 

パネルやタイルなどと違い、工場で予め板状に成形された「サイディングボード」という形で施工店に運び込まれます。

そして、施工の際はそのサイディングボードを外壁の形状に合わせてカットし、カットしたパネルを貼り付け、コーキングなどを行う事によって外壁材として施工を行います。

壁紙のように、外壁に合わせた形状のパネルを貼り付ける形で施工を行う、外壁の仕上げ用の壁材がサイディングであるというわけですね。

 

サイディングの種類と各種サイディングのメリット・デメリット

また、サイディングはその素材によって大きく4つに分類されます。

すなわち、窯業系・金属系・木質系・樹脂系です。

 

窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメントと繊維質を混ぜて焼き上げられたサイディング材。

新築戸建て住宅の8割弱が外壁材に選択している、現在の日本の住宅産業で最もポピュラーな外壁材です。

 

窯業系サイディングを外壁材として選択するメリットは、何と言っても施工スピードの速さです。

窯業系サイディングは、加工の簡便さから、加工の際に特定の資格を必要としない為上、工場生産でクオリティが一定しているので、扱う職人を選ばず安定した施工を行う事が可能です。

また、他の外壁材と比べごく軽く、パネルを切って貼り付け、仕上げを行うだけと工数も少ないため、他の外壁材にはない早さで施工を行う事が可能です。

 

そして、施工性が高いため施工費用等が抑えられるというのも見逃せないメリットです。

施工完了が早く、施工費用が抑えられる上に、防火・防水等の外壁としての性能も高く、最高のコストパフォーマンスを誇る外壁材であると言えるでしょう。

 

窯業系サイディングを選択するデメリットは、メンテナンス費用が他の外壁材に比べふくらみがちであるという点です。

窯業系サイディングの外壁を仕上げる際に、防水の為に使用する塗料やシーリング材が10~15年程で寿命を迎える為、その都度メンテナンスを行う必要があるためです。

 

また、窯業系サイディング自体にも20年以上と長いスパンではありますが寿命が存在します。

また、寿命を迎えた窯業サイディングを張り替える場合、他の外壁材よりも高額な張替費用を請求されるため、そのような将来のコストに関しては気を配るべきでしょう。

 

金属サイディング

金属サイディングを選択するメリットは、まずカバー工法によるリフォームが可能である事です。

カバー工法とは、現在ある外壁材に新しい外壁材を張り付け、仕上げを行う工法で、全面張り替えよりも手間と費用が掛からず、外壁の強度や水密性、耐用年数などを引き上げる事ができます。

また、金属サイディングは基材となる金属自体が頑丈であり、コーキング部分を仕上げ部材で覆うため、他の外壁材に比べ耐用年数が非常に長いです。

数年に一度のメンテナンスの手間を煩わしく感じられるのであれば迷わずコレ!と言える外壁材でしょう。

 

そんな金属サイディングの外壁材ですが、この外壁を選ぶデメリットとしては施工性の低さが挙げられるでしょうか。

金属サイディングは、窯業の物と違い施工の際に板金工という特定の職人でなければ加工を行えない為、必然的に施工できる業者が限られます。

そのため、施工費用が高くなりがちで、かつ施工時期も業者の予定に左右されるため、他の外壁材と比べると長引きがちです。

 

木質系サイディング

木質系サイディングは、主材として木材を使用して作られたサイディングです。

オーガニックな素材に喜ぶ、こだわりの住宅を建築できる外壁材です。

 

木質系サイディングを外壁材として使用するメリットは、やはり木材にしか出せない素材の質感を活用した外壁を作り出すことができることです。

デザインバリエーションに関しても、杉材に火を入れた焼杉のものや、レッドオークのものなど、木材特有の質感を生かしたものが多い印象です。

木材特有の質感を生かし、温かみのあるお家を作りたいという方にオススメの外壁材ですね。

 

それに対し、木質系サイディングの外壁のデメリットですが、やはり耐水性の低さは気になるポイントのひとつです。

基材の木材自体が良く水を吸い込むうえ、水分を含むことによって腐食などの劣化のリスクが増大するため、防水塗装やシーリング貼り部分の小まめなメンテナンスが肝要になるでしょう。

 

また、木質系サイディングは、天然素材をカットし並べ素材として活用できるように作ったものです。

そのため、工場で素材を固め、成形した他のサイディング材と比較すると、素材価格・施工費用共に高価となる傾向にあります。

 

樹脂系サイディング

 

樹脂系サイディングは、名前の通り樹脂によって作られたサイディングです。

日本ではあまり見かけませんが、アメリカやカナダでは全戸建て住宅の外壁材の半数超のニーズを占めています。

 

樹脂系サイディングを外壁材として施工するメリットは多岐にわたります。まず第一に挙げられるメリットが、その耐久性ですね。

樹脂系サイディングは、その素材の性質上、水密性を維持する為のシーリングが不要です。そのため、他の外壁材では10年単位で行う必要があるシーリングの打ち替えも同様に不要になり、メンテナンスの手間が減ります。また、樹脂ですので温度の変化や塩害にも強く寒冷地や沿岸部でも耐久性に悪影響を及ぼしづらい素材です。

また、薄く軽くできている為、家の本体に掛ける負担が低く、家の耐久性も他の外壁材に比べると比較的向上します。

 

樹脂系サイディングを使用するデメリットは、デザイン数の少なさと遮音性の低さです。

また、基本的に日本でメジャーな外壁材ではないため、施工できる業者が限られるという面でも注意が必要ですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事が皆さんの外壁選びの助けになれば幸いです。

それではまた!

 

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