2. 屋根のコケ・火山灰を掃除しよう

鹿児島では桜島の火山灰や湿気の影響で、屋根に汚れやコケがつきやすい環境です。

年末の晴れた日に、軽くほうきやブラシで掃き取るだけでも効果があります。

注意点

• 水を使うと滑りやすく危険！無理は禁物

• 火山灰は乾いた状態で払うと塗装を傷つけにくい

• 高所作業が必要な場合は、無理せず専門業者に相談を

屋根の清掃を怠ると、コケが根を張り、塗装の劣化や雨漏りの原因になります。

「年末の青空の日にちょっとだけ屋根を見上げる」だけでもOKです。

3. 雨どい・排水口の詰まりをチェック

意外と忘れがちなのが「雨どい」です。

鹿児島では火山灰と落ち葉のダブルパンチで、詰まりやすい季節。

排水がうまく流れず、雨が外壁を伝ってシミを作ることもあります。

チェックポイント

• 雨どいの途中から水があふれていないか

• 地面に泥の跡や水たまりができていないか

• ベランダや屋上の排水口にゴミが溜まっていないか

少しの詰まりでも放置すると、外壁・屋根・基礎への負担が増します。

週末30分だけでも、雨どいや排水の確認をしておきましょう。

4. ベランダや軒下の防水状態を確認

湿気の多い鹿児島では、ベランダや軒下の防水シートが劣化しやすい傾向にあります。

黒ずみ・膨れ・ひび割れが出ていないか確認しておくと安心です。

チェックポイント

• 表面がブヨブヨしている

• 角の部分が剥がれている

• 雨のあと、乾くまでに時間がかかる

防水層が弱っていると、内部まで湿気が浸透して木材腐食やカビの原因に。

年末の天気がいい日に、ベランダの床を手で触って確かめてみましょう。

5. 塗装・コーキングの劣化を確認

鹿児島市や姶良市では、紫外線が強く台風も多いため、外壁や屋根の塗膜が痛みやすい地域です。

3〜5年に一度は、塗装やコーキングの状態をチェックしておくと安心です。

劣化のサイン

• 手で触ると白い粉がつく

• コーキングが固く、弾力がなくなっている

• 色あせやツヤの低下

見た目はキレイでも、塗装の「防水性能」が落ちていることもあります。

気になる部分を見つけたら、年明け前に写真を撮って記録しておきましょう。

年末は「家の健康診断」をするチャンス！

年末は家中の掃除をするタイミング。

せっかくなら、外壁や屋根の点検も一緒に行って、家の健康状態を確認してみませんか？

鹿児島の気候は、火山灰・湿気・強風と住宅にとって過酷な環境。

でも、少しのチェックで来年のトラブルを防ぎ、長く快適に暮らすことができます。

よくある質問（FAQ）

Q1：火山灰を放置するとどうなりますか？

火山灰は細かく硬いため、塗装面を傷つけます。放置すると防水性能が落ち、雨染みやサビの原因になります。

Q2：屋根の掃除を自分でしても大丈夫？

1階屋根など低い場所は軽く掃く程度ならOKですが、2階以上や傾斜がある場合は危険です。無理せず専門業者に相談しましょう。

Q3：鹿児島では点検のベストタイミングは？

11月〜12月（冬前）と7月頃（梅雨明け）の年2回が理想。季節の変わり目に点検すると安心です。