下塗り塗料ってどんな役割?何が大事なの?鹿児島市・姶良市・日置市の外壁・雨漏り専門店
こんにちは、鹿児島の外壁塗装・屋根塗装専門店、外壁スタジオ滝の神です。
突然ですが皆さん、「下塗り」というワードをご存じでしょうか。
店舗やインターネットで塗装の事について調べる中で、ふと耳にされたという方も多いかと思います。
外壁に色を付ける為の塗装である中塗り・上塗りを行う前に、下地として塗装を行う工程の事を下塗りと呼ぶのですね。
さて、ここまでご覧になられたお客様の中には、「下塗りって本当に必要なの?」「この工程を無くせば塗装費用をより安くできるんじゃない?」と考えられている方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、この下塗りという工程、塗装工事を成功させるために必用不可欠な工程なんです!
本記事では、下塗り塗料の役割と、塗布を行わなかった場合のデメリットについてまとめます。
是非、最後までご覧ください!
目次
下塗り塗料の役割とは?
1.上塗り・中塗り塗料の接着剤としての役割
下地塗料の役割の一つに、上塗り塗料を定着させる接着剤としての役割があります。
というのも、通常上塗り塗料自体には接着力が乏しく、単体では外壁に定着する能力がないためです。
下塗り塗料を上塗り塗料の間に塗布し、定着材としての役割を持たせることによってしっかりとした塗膜を作り出すことが出来るのです。
2.外壁の上塗り・中塗り塗料の吸収を防ぐ
一部の外壁材は、上塗り塗料を吸収しやすい素材で出来ている事があります。
そのような外壁材の上に塗装を行った場合、外壁が塗料を吸い込むことによって塗料が無為に浪費されるばかりか、塗膜も決して綺麗なものにはなりません。
そこで、外壁に吸収されづらい下塗り塗料で塗装を行う事によって、上塗り塗料が外壁に吸収されることを防ぎ、必要最低限の塗料で最良の塗装を行う事が可能になるのです。
3.下地を隠し、透けを防ぐ
時に、外壁材の色が強い色である場合、上塗り塗料の下から外壁の色が透ける可能性があります。
特に、上塗り材の色が、白や淡い色など隠蔽力の弱い色であった場合、この傾向は顕著です。
かといって、下地の色に塗装する色を左右されるというのは不本意ですね。
そこで、下塗り材の出番と言うわけです。隠蔽力の高い下塗り材外壁を塗りつぶし、その上に本命の上塗り材を塗布する事によって、外壁材の色に左右されることの無く、塗装を行う事がかのうになります。
4.塗装に付加価値を付与する
上塗り材と同様に、下塗り材に添加物を追加することによって、塗装に付加価値を付与することができます。
特に、防カビ・防さび剤や、遮熱機能などがポピュラーですね。
下塗り材を塗布しなかった場合のデメリット
1.塗装が長持ちしない
前項でも記載した通り、下塗り塗料は上塗り塗料の定着を助ける機能があります。
そのため、下塗り塗料を行わず、上塗り塗料の塗装を行った場合、塗膜の耐久年数は著しく下がります。
これは、中途半端に下塗りを行った際も同様であり、むしろ中途半端に塗布された下塗り塗料の塗膜が他の層を巻き込みながら剥がれる事で、塗らない場合よりも悪い状況となる事もしばしばです。
2.遮熱性能が下がる
下地塗料を塗布しない事によって、外壁材を構成する層が1層減少する為、熱伝導性が少々下降します。
折角長く使う外壁だからこそ、遮熱塗料による塗装を行う事により、家内の快適さを維持したいものですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事が皆さんの外壁塗装の助けになれば幸いです。
それではまた!